0になるまで

あかちゃんとおもちの人

Jealous guyについて考えてみた

 


※この記事にはHey!Say !JUMP LIVE TOUR 2018「SENSE or LOVE」のネタバレが少々含まれますので、避けたい方の閲覧はおすすめしません。

 


Oh baby Can you feel my love tonight? Oh

 今夜、僕の愛はあなたに届いていますか?


 

たかきくんが柵とヤってると巷で噂の『Jealous guy』。

その日その光景を初めて目の当たりにした私は酒に酔った勢いでホテルの部屋にあったポールで再現をしていました。当方えっちな男の子が大好きです。

 

そして本人の口からも語られましたよね。

 

たかきくん「ライブで柵を使った演出をしてるんですよ。僕はね、あれを女に見立てて触ってるから、ハハ」(Music bit 2018.10.9)

 

 まったくけしからん。視覚情報は人間が得る情報の8割を占めるなんて言うけど、曲の始まりで自担とセンターを割っていたこともあって自然と目に入ってきていつの間にか私の視覚情報は全て彼に支配されてました。それを補強するかのような本人からの公言はしんどい以外の何物でもないですよね、抱いて。

 

少々話は逸れますが、あの日は私が自担との、JUMPとの向き合い方を変えるきっかけにもなった日だったんですよ。長くなるので詳しくはやめておきますが。Hey!Say!JUMPが進化をし続ける覚悟を決めた「攻めのTOUR」とも言えましょうか、全体像を見て貰いたいという意思を感じたんです。だから私もそれに従って「メンバーを観る」というよりは「パフォーマンスを楽しむ」ことに徹したんですね、往々として。

 

そんな中で『Jealous guy』だけは*1奪われたよね~~~たかきくんに。私のアリツアはあの日が最初で最後だったので本当に曖昧な記憶の中で振り返るのですが、たかきくんのJUMPでの立ち位置や必要性を再認識したんですよ。

こんなことを考えているうちにどんどんあれも書きたいこれも書きたいって欲が沸き立ってきちゃいました。今回このへんはそれほど関係ないのでそろそろ本題へ移りましょう。

 

今回私が考えたいのは、『Jealous guy』の歌詞考察です。ちらっと検索してみたのですが、ぱっと見この曲にスポットを当てて書かれた記事はなさそうだったので自給自足してみようと思います。拙い表現ばかりでお見苦しいかと思いますが興味のある方はこの先是非お付き合いください。

 

冒頭で散々たかきくんがえっちだと騒ぎ立てておいてなんですが、私は純粋に『Jealous guy』が好きです。大人な雰囲気を纏った切なさを掻き立てるメロディーライン、落ち着いたAメロ、徐々に加速するBメロのビート、高音を響かせて歌い上げるサビ、みんな大好きありひかラップ、私の好きな要素が詰まってるんですよ。歌割りも気に入っていて、特に「甘み喉の奥で感じてる」の知念ちゃん堪らんですし、自担が歌い出しと大サビ前の盛り上がりを任されてる曲は大体好きです。一人寂しい夜に聴いては感傷に浸って眠りにつくのがまたいいんだわ。

 

Jelous guy=嫉妬する男

 

曖昧な関係性を保ち続けている男女の恋愛、しかも男性から女性への切なる恋愛感情をセンシティブに表現している曲です。

 

 

そんなニュアンスが漂う プラスティックな街に変わる

モノクローム すべてを染めてゆく

 積み重ねた大切な記憶

 

これまで幸せだった日々が何かをきっかけに色褪せていくんですよ。二人が恋人同士なのか体だけの関係なのかわかりませんが、


月が照らした愛と君が 遠くなって


るんですよ。彼女の心の中に確実な変化が起こっていることを主人公は敏感に感じ取っています。

 

これ以上要らない
何気ない雰囲気も どこかで匂わせてる素振りも


から、女性は主人公の前ではあっけらかんとしているけれど、別の恋人や意中の人がいるのではないかと勘繰ります。

 

プライド刺激した影の引力

 

弱気な心をのぞかせる歌詞とは裏腹に、彼女の前に立つ主人公は男としてのプライドが非常に高い男性であり、本音をひた隠しにしているんだと思います。でも、「影の引力」に刺激されてしまいます。「影」には二つの意味があると思っています。

一つは主人公の心の中の「影」です。

 

何故かふいに強引に So 愛を抱きしめ Keep it up  Keeping on
(Slowly)悪戯な夜に (Story)胸が痛むのに
甘み 喉の奥で感じてる

 

今まで冷静を装っていたものの突然感情が高ぶっていつもより強引に彼女を抱きしめます。「Keep it up = がんばる、頑張り続ける」、「Keeping on = ~し続ける」遠ざかった愛と女性をなおも自らに引き寄せるんですよ。相手の女性はそれを望んでいるのかいないのか、少なくとも主人公は罪悪感を感じながらも少しの希望を抱いてそれに縋るような。

 

もう一つは「月の影」です。月は地球の周りを回っており、太陽の光によってのみ光を放ちます。そのため、太陽に面していない部分は私たちの目に映りません。月は何かを隠しているどこか怪しげな存在であり、恋愛ソングには欠かせない存在ともいえましょう。隠されているものにこそ魅力を感じる人間の性質にぴったりですし、月に照らされた女性はより一層美しく見えるとも言いますよね。そして月には引力があるため、「月の影=女性の隠し事」に惹かれている主人公がいるのではないかと考えます。男性ってミステリアスな女性好きですよね…

 

君の知らない葛藤の渦 隠したMoonlight

 

ついでにこの歌詞もそんな要領だと思います。

 

だけど何か 感じ取ってる Your eyes

 

なんですよ。女性の目はごまかせないってことですかね?女性にもプライドがあると思うんですよ。なんかこのもどかしさにグッときます。

 

締め付けるのは たったひとつの
確かな答えだから
単純で曖昧 そんな恋愛に 微笑んだ空

 

少し戻りますが、「たったひとつの確かな答え」って何なんですかね?「好き」という気持ち?好きだから一緒にいる、好きだから苦しい、そんな背反二律みたいなものに締め付けられてるのかなと。でも空は微笑んでるんですよ。今まではずっと「月」や「星」といった夜を想像させるシーンが続いていましたが、何となくここだけは夕焼けを想像します。甘酸っぱい感じ。

 

そして何度も繰り返される

 

止まらない 届けたい Oh baby Can you feel my love tonight? Oh

 

「今夜は僕の愛、届いてる?」

体を重ねる度に切実に思うんです。でも多分相手の女性は僕だけを見てくれてはいないんですよね。そして口に出したいのに全部呑み込んじゃうんです。多分、言ったら全てが崩れてしまうのではないかと恐れているのかもしれないし、そうなるくらいだったら少しまだ甘みが残っている今の関係のままいた方がマシだと思っているのかなと。男性って女性よりも失恋したとき引きずりやすいって言いますしね。

 

Can you feel my love...

 

最後は振り絞るように愛を届けようとします。切ねぇ。

 

ここで少し関連させてしたい話があるのですが、Sexy Zoneに『Love Confusion』*2という曲があるのをご存知でしょうか?

この歌詞にある

 

なんで 好きなのに ちょっとさみしいよ

君ほんとに 綺麗に なってゆくから

その唇を キラリとさせる

月にさえも嫉妬しちゃう

 

これに近いものを少し感じたりもします。「僕の全部を君にあげるから、君の全部も僕にちょうだい? 」みたいな、メンヘラみたいで怖いなって思ったりもしますが、何となくそう思う気持ちもわかります。まだ見ぬ、これから現れるかもしれない「誰か」に対して嫉妬してるのかなって。

 

上手くまとまりませんが、以上が私的『Jealous guy』の歌詞考察です。

 

 

付け加えて、アリツアで柵を用いたことについても言及したいのですが、

 

触れない 愛疑っても 信じていたい

 

 直接的な表現としてはここが挙げられると思います。いくら物理的に彼女に触れられたとしても、奥にある愛には触れられない、手を伸ばしたら触れられそうなのに。こういう比喩表現だと思うんですけどONNAだと思って触る高木雄也まじで最高。それによって意味がマシマシになるもん…はぁやっぱり抱かれたい。

 

ごめんなさいあと一つだけ言わせて!これを今の私に重ね合わせたらすごくしんどくなってもっと自担大切にしようと思えました。男の嫉妬は好物です。ありがとうございました。

 

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*1:ドゥリラゲンもだけど(小声)

*2:2016,『Welcome to Sexy Zone』に収録